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スキルアップカレッジ

用語集

ゼロトラストセキュリティ入門コースで使われる主要な用語(90語)をまとめています。

アイデンティティの柱(あいでんてぃてぃのはしら)
→ 5 つの柱を参照。
アタックサーフェス(あたっくさーふぇす)
攻撃者にとって侵入や不正利用の糸口になりうる範囲のこと。常時強い権限を持つアカウント、健全性を確認できない管理外端末、境界の内側で無条件に信頼される通信などは、いずれもアタックサーフェスを広げる要因になる。柱ごとの成熟度を上げる作業は、この範囲を段階的に縮小していく作業だと言い換えられる。
→ レッスン4
アイデンティティ・アズ・ア・サービス(あいでんてぃてぃ・あず・あ・さーびす)
→ IDaaS を参照。
アプリケーションとワークロードの柱(あぷりけーしょんとわーくろーどのはしら)
→ 5 つの柱を参照。
移行ロードマップ(いこうろーどまっぷ)
5 つの柱と横断的機能の設計を、いつ・どの順序で・どこまで進めるかという時間軸に落とし込んだ計画。現在地、優先順位、パイロット、並行運用期の見積もり、段階ごとの目標、ガバナンス、経営への説明準備を含む。技術的な設計そのものではなく、それを実行可能な形に変換する文書にあたる。
→ レッスン8
影響度別の自動化水準 (えいきょうどべつのじどうかすいじゅん)
→ 自動化の水準を参照。
仮想デスクトップ (かそうですくとっぷ)
業務に必要なアプリケーションやデータを、組織側が管理するサーバー上の仮想環境で動かし、利用者の端末には画面の情報だけを転送する仕組み。実際のデータは端末に渡らないため、端末の健全性を完全には確認できない管理外端末からのアクセスでも、データの持ち出しリスクを抑えながら業務を続けられる。
→ レッスン4
可視化と分析 (かしかとぶんせき)
3 つの横断的機能の一つ。5 つの柱それぞれから得られる情報を、組織全体で見渡せる形にまとめる機能。継続的検証・信頼スコア・振る舞い検知・SIEM の位置づけ直しは、いずれもこの機能の中核をなす。
→ レッスン2
ガバナンス(がばなんす、ゼロトラストにおける)
ポリシーの策定、信頼スコアの計算方法、自動化の範囲といった判断を、誰が、どのように決め、見直していくかという仕組み。3 つの横断的機能の一つで、例外の申請・承認・有効期限・定期的な棚卸しをセットで運用することで機能する。
→ レッスン7
管理外端末 (かんりがいたんまつ)
組織が遠隔からの設定変更やロックといった強い制御を及ぼせない端末。取引先の端末や私物端末が該当する。仮想デスクトップやブラウザ隔離のように、データを端末に渡さない形でのアクセスを用意することで、業務の継続性とリスクの抑制を両立させる。
→ レッスン4
管理対象端末 (かんりたいしょうたんまつ)
組織が資産として把握し、遠隔からの設定変更やロックが可能な端末。健全性シグナルを詳細に取得できるため、条件付きアクセスに組み込める条件の幅が広くなる。
→ レッスン4
現在地の採点 (げんざいちのさいてん)
CISA ゼロトラスト成熟度モデルを使って、自社の柱ごとの成熟度を 4 段階のどこに近いかで評価する作業。柱ごとに担当者を決め、独立して判断し、根拠を書き残し、平均点を出さないという手順で進める。
→ レッスン2
継続的検証 (けいぞくてきけんしょう)
セッションが始まったあとも、状況の変化に応じてアクセスの可否を評価し続ける考え方。デバイスポスチャの悪化や普段と異なる操作パターンが検知されれば、セッションの途中でも追加確認やアクセスの打ち切りにつなげる。Never Trust, Always Verify の、最も徹底された実装形態にあたる。
→ レッスン7
健全性シグナル (けんぜんせいしぐなる)
デバイスポスチャを評価するために使われる情報。OS の更新状況、ディスクの暗号化、監視ソフトの稼働、管理対象かどうかなどが代表例で、単独ではなく組み合わせて総合的に評価される。
→ レッスン4
コントローラー(こんとろーらー、SDP における)
SDP において、利用者の認証を受け付け、許可されたアプリケーションへの経路だけをそのつど確立する制御機能。ZTNA の多くも、この役割を土台にして構成される。
→ レッスン5
誤検知 (ごけんち)
異常として検知されたものが、実際には正当なアクセスや操作だった場合を指す。自動遮断の設計では、誤検知が起きたときに、業務への影響がどれだけ大きくなるかを考慮した、段階的な対応の設計が必要になる。
→ レッスン7
5 つの柱(ごつのはしら)
CISA ゼロトラスト成熟度モデルが定める、組織が守るべき 5 つの領域。アイデンティティ・デバイス・ネットワーク・アプリケーションとワークロード・データからなる。柱ごとに独立して成熟度を評価でき、互いの成熟度を補い合う関係にある。
→ レッスン2
サービス間通信(さーびすかんつうしん)
アプリケーションやサービス同士が、人を介さずに直接データをやり取りする通信。ワークロードの ID による相互認証と、API ごとの呼び出し元の制限が、ゼロトラストの原則をこの通信にも適用するための基本設計になる。
→ レッスン6
サインインのリスク (さいんいんのりすく)
条件付きアクセスの判断材料の一つ。今回のログイン試行そのものが、普段と異なる特徴を持っていないかという評価で、同じ利用者でもログインのたびに変化しうる。
→ レッスン3
資産管理台帳 (しさんかんりだいちょう)
組織が把握している端末の一覧。実際に稼働している端末と一致していなければ、デバイスポスチャの評価そのものが土台を欠く。退職者へ貸与した端末の回収漏れなど、台帳と実態のずれは、デバイスの柱の成熟度を上げるうえでの前提条件になる。
→ レッスン4
自動化の水準 (じどうかのすいじゅん)
異常が検知されたときの対応を、影響度に応じて段階的に分ける設計。通知のみ、一時的な制限、遮断というように強さを分け、業務への影響が大きい対応には人の確認を組み込むことで、誤検知による自動遮断が業務を止めるリスクを抑える。
→ レッスン7
シグナル (しぐなる)
条件付きアクセスなどの判断材料となる情報の総称。利用者のリスク、サインインのリスク、場所、端末の状態といったアイデンティティの柱の判断材料や、OS の更新状況などデバイスの柱の健全性シグナルが含まれる。
→ レッスン3
私物端末 (しぶつたんまつ)
利用者が個人で所有し、業務にも利用する端末。端末全体を組織の管理下に置くのではなく、デバイス信頼の水準に応じてアクセスできる範囲を段階的に広げる設計で受け入れるのが、ゼロトラストの発想に沿った扱い方になる。
→ レッスン4
城と堀 (しろとほり)
境界防御の発想を表す比喩。城壁の内側にいる者は仲間とみなし、外側から来る者は関所で確認するが、いったん城内に入ればあとは自由に動き回れる、という構造を指す。業務システムと利用者・端末の所在がほぼ一致していた時代に、合理的に機能していた設計にあたる。
→ レッスン1
信頼スコア(しんらいすこあ)
利用者のリスク、サインインのリスク、デバイスポスチャ、行動パターンなど、複数のシグナルを一つの数値に集約した評価。ポリシー設計をシンプルにできる一方、不透明になりやすく、精度への過信を招きやすいという危うさを併せ持つ。
→ レッスン7
属性ベース認可(ぞくせいべーすにんか)
→ ABAC を参照。
ソフトウェア定義境界 (そふとうぇあていぎきょうかい)
→ SDP を参照。
属性 (ぞくせい、ABAC における)
ABAC でアクセス可否を判断する材料となる情報。データの属性(分類のラベルなど)、利用者の属性(所属部署など)、環境の属性(端末の信頼度や場所など)の 3 種類があり、これらを組み合わせて、そのつど判断が行われる。
→ レッスン6
セッション単位のアクセス (せっしょんたんいのあくせす)
NIST SP 800-207 の原則の一つが示す考え方で、一度アクセスを許可したら継続的に信頼するのではなく、セッションごとにアクセスの可否を判断すること。継続的検証は、この原則をセッションの途中にまで拡張した実装にあたる。
→ レッスン1
全網接続 (ぜんもうせつぞく)
VPN のように、接続が確立すると、利用者の端末がネットワーク全体の一部として扱われ、追加の確認なしで多くのリソースへ到達できる構造。ZTNA や SDP が採用する、個々のアプリケーションへの接続とは対照的な構造にあたる。
→ レッスン5
ゼロトラスト・ウォッシュ(ぜろとらすと・うぉっしゅ)
ゼロトラストに関連する製品を導入したという事実だけをもって、実際のポリシーや成熟度の変化を説明できないまま、自社はゼロトラストに対応したと説明してしまう状態。製品導入前後で、成熟度モデル上の柱の評価がどう変化したかを示せるかどうかが、見分ける手がかりになる。
→ レッスン8
ゼロトラストネットワークアクセス(ぜろとらすとねっとわーくあくせす)
→ ZTNA を参照。
セキュアアクセスサービスエッジ(せきゅああくせすさーびすえっじ)
→ SASE を参照。
セキュリティサービスエッジ(せきゅりてぃさーびすえっじ)
→ SSE を参照。
セキュアウェブゲートウェイ(せきゅあうぇぶげーとうぇい)
→ SWG を参照。
サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(さいばーせきゅりてぃ・いんふらせきゅりてぃちょう)
→ CISA を参照。
ゼロトラスト成熟度モデル(ぜろとらすとせいじゅくどもでる)
CISA が定める、組織のゼロトラストへの近さを、5 つの柱ごとに 4 段階で連続的に評価するための物差し。2023 年 4 月にバージョン 2.0 が公開された。二択の評価ではなく、柱ごとにまだらな現在地を可視化できる点に価値がある。
→ レッスン2
対応の影響度 (たいおうのえいきょうど)
→ 自動化の水準を参照。
段階移行の順序 (だんかいいこうのじゅんじょ)
→ 段階移行を参照。
段階移行 (だんかいいこう)
5 つの柱を、一斉にではなく、優先順位をつけて順番に成熟させていく進め方。多くの組織ではアイデンティティ・デバイス・ネットワークの順に着手されやすいが、業務のリスクやデータの機密度によって、順序を調整すべき場合もある。
→ レッスン8
データの柱(でーたのはしら)
→ 5 つの柱を参照。
データ損失防止(でーたそんしつぼうし)
→ DLP を参照。
データラベル(でーたらべる)
データ分類の結果を、システムが機械的に読み取れる形でデータそのものに付与したもの。ラベル・暗号化・権限・監査という連鎖の出発点にあたり、ラベルが権限設定に反映されて初めて、分類は実際のアクセス制御として機能する。
→ レッスン6
デバイスポスチャ (でばいすぽすちゃ)
端末が今どのような健全性の状態にあるかを指す考え方。OS の更新、監視ソフトの稼働状況、設定の変更などによって日々変化するため、一度きりの検査ではなく、継続的に把握する必要がある。
→ レッスン4
デバイス信頼(でばいすしんらい)
健全性シグナルから導き出される、その端末が現時点でどれだけ信頼できるかという評価。条件付きアクセスのポリシーと結びつくことで、同じ利用者・同じ場所からのアクセスであっても、端末の状態によって対応を変える判断が可能になる。
→ レッスン4
デバイスの柱(でばいすのはしら)
→ 5 つの柱を参照。
動的なポリシー(どうてきなぽりしー)
NIST SP 800-207 の原則の一つが示す考え方で、リソースへのアクセスを、あらかじめ固定された基準ではなく、利用者の識別情報やアセットの状態など複数の要素を踏まえて、そのつど決定するポリシー。条件付きアクセスや ABAC は、この考え方を具体化した仕組みにあたる。
→ レッスン1
特権アクセス管理 (とっけんあくせすかんり、PAM)
システム管理者やデータベース管理者など、強い権限を持つアカウントを、一般アカウントとは別の水準で保護・監視する仕組み。侵害されたときの被害範囲が大きいため、通常より厳格な認証、操作の記録、利用状況の監視が求められる。
→ レッスン3
二重コスト (にじゅうこすと)
→ 並行運用期を参照。
パイロット (ぱいろっと、移行における)
ゼロトラスト移行を全社一斉にではなく、特定の業務システムに限定して最初に試す進め方。業務への影響範囲が限定的で、業務オーナーが明確、技術的な複雑さが極端でなく、複数の柱にまたがる学びが得られるシステムが選ばれやすい。
→ レッスン8
並行運用期 (へいこううんようき)
移行の途中で、旧来の仕組みと新しい仕組みが同時に稼働する期間。運用・保守の費用が二重に発生し、運用担当者の負担も増えるため、あらかじめ見積もりと終了の目安を計画に織り込む必要がある。
→ レッスン8
ペリメータ(ぺりめーた)
境界を意味する語。SDP(ソフトウェアで定義される境界)の名称の由来にあたり、ソフトウェアの制御によってペリメータを動的に描き直すという発想を表す。
→ レッスン5
ブラウザ隔離(ぶらうざかくり)
Web ブラウザでの操作を隔離された環境で実行し、その結果だけを利用者の端末に届ける仕組み。端末側にファイルやデータが残らない形でアクセスを実現し、管理外端末への対応策として使われる。
→ レッスン4
振る舞い検知 (ふるまいけんち)
利用者やシステムの普段の行動パターンを学習し、そのパターンから外れた行動を異常として検知する仕組み。認証情報そのものは正しいが、行動が普段と違うというケースを捉えるのに有効で、UEBA と呼ばれる領域で扱われる。
→ レッスン7
分類の連鎖 (ぶんるいのれんさ)
データ分類が実際のアクセス制御として機能するために必要な、ラベル・暗号化・権限・監査という一続きのつながり。どこか一箇所でも途切れると、分類はラベルだけが存在する飾りになってしまう。
→ レッスン6
ポリシーエンジン(ぽりしーえんじん)
NIST SP 800-207 が定める論理コンポーネントの一つ。アクセスを許可するかどうかを、ポリシーと収集した情報にもとづいて判断する、判断そのものを担う役割。
→ レッスン1
ポリシー管理者(ぽりしーかんりしゃ)
NIST SP 800-207 が定める論理コンポーネントの一つ。ポリシーエンジンの判断結果を受け取り、ポリシー実施点に対して通信を確立してよいか、切断すべきかを指示する役割。
→ レッスン1
ポリシー実施点(ぽりしーじっしてん)
NIST SP 800-207 が定める論理コンポーネントの一つ。利用者や端末からのアクセス要求を実際に受け取り、通す・止めるを実行する場所。企業リソースへの通信経路上に置かれる。
→ レッスン1
マイクロセグメンテーション(まいくろせぐめんてーしょん)
ネットワークの分割単位を、部門やフロアといった大きな区画ではなく、システムやワークロードの粒度まで細かくする取り組み。あらかじめ許可された通信だけを通すことで、ラテラルムーブメントが起きにくい構造をつくる。
→ レッスン5
3 つの横断的機能 (みっつのおうだんてききのう)
CISA ゼロトラスト成熟度モデルが定める、5 つの柱をまたいで機能する 3 つの機能。可視化と分析・自動化とオーケストレーション・ガバナンスからなり、柱ごとに集めた情報を組織全体で活用できる形に変える役割を担う。
→ レッスン2
4 段階の成熟度 (よんだんかいのせいじゅくど)
CISA ゼロトラスト成熟度モデルが定める、柱ごとの成熟度の水準。伝統的・初期・高度・最適の 4 段階からなり、手作業から自動化へ、静的なポリシーから動的なポリシーへと進む方向性を持つ。初期段階は、バージョン 2.0 で新たに設けられた。
→ レッスン2
ラテラルムーブメント(られらるむーぶめんと)
攻撃者が一つの端末やアカウントに侵入したあと、そこを足がかりに、ネットワーク内部の別のシステムへと移動を広げていく行動。ZTNA とマイクロセグメンテーションの組み合わせにより、侵害された端末から見える範囲が狭まり、この移動が起きにくくなる。
→ レッスン5
利用者のリスク (りようしゃのりすく)
条件付きアクセスの判断材料の一つ。漏洩した認証情報の一覧に一致していないか、普段と異なる振る舞いが検知されていないかなど、利用者アカウントそのものに関するリスク評価を指す。
→ レッスン3
利用者とエンティティの行動分析 (りようしゃとえんてぃてぃのこうどうぶんせき)
→ UEBA を参照。
ロールベースアクセス制御(ろーるべーすあくせすせいぎょ)
→ RBAC を参照。
リスクベース認証(りすくべーすにんしょう)
評価されたリスクの高さに応じて、認証の要求水準を動的に変える考え方。リスクが低いアクセスは通常の認証で通し、リスクが高いアクセスには追加の確認を求めるか拒否する。
→ レッスン3
例外管理 (れいがいかんり)
条件付きアクセスなどのポリシーに設けた例外を、申請・承認・有効期限・定期的な棚卸しというプロセスで運用すること。例外が積み重なってポリシーが形骸化するのを防ぐ、ガバナンスの中核的な実践にあたる。
→ レッスン3
論理コンポーネント(ろんりこんぽーねんと)
NIST SP 800-207 が定める、ゼロトラストを実現する仕組みの役割区分。特定の製品や装置を指すのではなく、ポリシーエンジン・ポリシー管理者・ポリシー実施点という 3 つの役割として理解すべき概念。
→ レッスン1
ワークロード(わーくろーど)
業務アプリケーションやサービスなど、処理を実行する主体。人の利用者と同様に、ワークロードにも ID を持たせ、通信の相手が正しいサービスであることを確認する対象になる。
→ レッスン6
ワークロードの ID(わーくろーどのあいでぃー)
個々のアプリケーションやサービスに割り当てる識別情報。サービス間の通信をこの ID にもとづいて相互に認証し、API ごとに呼び出しを許可する範囲を定義することで、人だけでなくシステム間の通信にもゼロトラストの原則を適用できる。
→ レッスン6
ワークロードの信頼(わーくろーどのしんらい)
あるサービスが、普段と異なる通信先へ通信を始めるなど、侵害の兆候がないかという観点での評価。振る舞い検知は、人の利用者だけでなく、ワークロードの信頼を評価する対象としても応用できる。
→ レッスン7
ABAC(えーびーえーしー、Attribute-Based Access Control)
属性にもとづく権限付与の方式。利用者・リソース・環境など複数の属性を組み合わせて、そのつどアクセス可否を動的に判断する。RBAC より柔軟だが複雑になりやすく、機密度の高い領域に絞って適用するのが実務的である。
→ レッスン3
BeyondCorp(びよんどこーぷ)
Google が 2009 年に受けた攻撃をきっかけに始めた社内施策。「社内ネットワークにいるかどうか」ではなく「利用者とデバイスの状態」でアクセスを判断する仕組みを実装し、2014 年に論文として公開された。ゼロトラストが実装可能な設計であることを世に示した取り組み。
→ レッスン1
CISA(しーさ、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)
米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁。2023 年 4 月にゼロトラスト成熟度モデルのバージョン 2.0 を公開した。
→ レッスン2
DLP(でぃーえるぴー、Data Loss Prevention)
データのラベルにもとづいて、想定外の経路での持ち出しを監視・制御する仕組み。前段の分類とラベルの精度に依存するため、DLP を導入する前に、まず分類と権限の連鎖が機能しているかを確認する順序が重要になる。
→ レッスン6
Forrester(ふぉれすたー、Forrester Research)
米国の調査会社。アナリストのジョン・キンダーバーグが 2010 年に発表したレポートで、ゼロトラストという語を提唱した。
→ レッスン1
IDaaS(あいだーす、Identity as a Service)
アイデンティティ管理の機能をクラウドサービスとして提供する仕組み。ポリシーエンジンとポリシー管理者の役割の多くを肩代わりし、自社で一から構築するより短期間で標準的な機能を導入できる。
→ レッスン3
Just-In-Time 権限昇格 (じゃすといんたいむけんげんしょうかく)
管理者権限を常時付与するのではなく、必要な作業のときだけ、必要な時間だけ、権限を一時的に昇格させる仕組み。強い権限を持つ時間そのものを最小化することで、アカウントが標的になる魅力を下げる。
→ レッスン3
JIT 権限昇格 (じっと けんげんしょうかく)
→ Just-In-Time 権限昇格を参照。
NIST SP 1800-35
NIST が 2025 年 6 月 10 日に最終版を公開した、「Implementing a Zero Trust Architecture」と題する実装ガイド。24 のベンダーと連携した実証をまとめており、NIST SP 800-207 の原則をより具体的な構成例とともに掘り下げたい場合の参考になる。
→ レッスン8
Never Trust, Always Verify
ゼロトラストを説明する際によく引用される標語。「社員を疑う」という意味ではなく、「一度確認したら信頼し続ける」発想をやめ、「アクセスのたびに、そのつど確かめる」設計に切り替えるという意味を持つ。
→ レッスン1
PAM (ぱむ)
→ 特権アクセス管理を参照。
RBAC(あーるびーえーしー、Role-Based Access Control)
役割にもとづく権限付与の方式。利用者に役割を割り当て、その役割に応じた権限をまとめて付与する。設計と運用がシンプルになりやすく、多くの組織で最初に採用される認可方式。
→ レッスン3
SASE(さっしー、Secure Access Service Edge)
WAN の機能とセキュリティの機能を統合し、クラウド上で提供する枠組み。SSE を含む、より広い概念にあたる。
→ レッスン5
SDP(えすでぃーぴー、Software Defined Perimeter)
ネットワークの境界を物理的な機器の配置ではなく、ソフトウェアの制御によって動的に定義する仕組み。許可されていない領域を、利用者の端末から見えない状態にできる。
→ レッスン5
SIEM(しーむ、Security Information and Event Management)
組織内の各種システムから集まるログを一元的に集約し、相関分析を行う仕組み。従来は事後の検知・調査の道具として位置づけられてきたが、ゼロトラストの文脈では、ポリシーエンジンのリアルタイムの判断を支える入力源としても活用できる。
→ レッスン7
SSE(えすえすいー、Security Service Edge)
SASE のうち、セキュリティに関する機能だけを切り出した部分。SWG・CASB・ZTNA という三点セットを中核とすることが一般的である。
→ レッスン5
SWG(えすだぶりゅーじー、Secure Web Gateway)
Web への通信を検査し、危険なサイトへのアクセスを制御する機能。SSE を構成する三点セットの一つ。
→ レッスン5
UEBA(ゆーえーばー、User and Entity Behavior Analytics)
利用者やエンティティの行動パターンを学習し、そのパターンから外れた振る舞いを検知する分析手法。振る舞い検知の技術的な土台にあたる。
→ レッスン7
ZTNA(ぜっとてぃーえぬえー、Zero Trust Network Access)
SDP の考え方を土台に、ゼロトラストの原則に沿ってリモートアクセスを実装する仕組み。認証されたセッションの、許可された特定のアプリケーションに対してのみアクセスを許可し、VPN のような全網接続とは構造的に異なる。
→ レッスン5
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