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スキルアップカレッジ

インターナルコミュニケーション実践

広報・PR・IR実務 中級 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

社内コミュニケーションは、「伝えたかどうか」ではなく「伝わって、動いたかどうか」で測るものです。本コースは、社内広報を任された方、経営メッセージの原稿づくりに関わる方、社内報やポータルの運用に悩んでいる方、全社集会の設計を担当する方、人事や経営企画で社内への伝え方を考える立場の方を対象に、トップメッセージの設計、社内報・社内メディアの編集、社内ポータルの情報設計、全社集会・タウンホールの設計、サーベイ結果の伝え返し、社内 SNS の文化づくり、効果測定までを 8 レッスンで体系的に学びます。発信の量を増やすことではなく、受け取る側の経路を設計することに軸足を置いた構成です。

学習の流れ

レッスン 1 でインターナルコミュニケーションの全体像と、コース全体を貫く 6 個の中核メッセージを共有します。レッスン 2 〜 4 は発信の型編で、トップメッセージの設計、社内報・社内メディアの編集設計、社内ポータルの情報設計という、社内広報の中核となる 3 つの発信経路を厚く扱います。レッスン 5 〜 6 は対話編で、全社集会・タウンホールの設計と、サーベイ結果を対話に変える技術を扱います。レッスン 7 で社内 SNS とナレッジ共有の文化、最後のレッスン 8 で効果測定と続ける体制、修了後の学習方向までを案内します。前半で発信の型を固め、後半で対話と測定に進む構成です。

このコースで学べること

  • ✓ インターナルコミュニケーションの全体像と、伝わったかどうかで測る発想を持てる
  • ✓ 経営の言葉を翻訳し、平時と有事で使い分けたトップメッセージを設計できる
  • ✓ 社内報・社内メディアの企画設計と取材技法を扱える
  • ✓ 社内ポータルの情報設計とナビゲーション、更新のガバナンスを組み立てられる
  • ✓ 全社集会・タウンホールを、対話が生まれる場として設計できる
  • ✓ サーベイ結果を隠さず伝え返し、対話と施策につなげられる
  • ✓ 社内 SNS とナレッジ共有の文化を育てる工夫を扱える
  • ✓ 社内広報の効果測定の考え方を持ち、続ける体制を作れる

対象者

社内広報を任された方、経営メッセージの原稿づくりに関わる方、社内報やポータルの運用に悩んでいる方、全社集会の設計を担当する方、人事や経営企画で社内への伝え方を考える立場の方

講師紹介

立石 悠人(たていし ゆうと)

社内コミュニケーション設計/元 事業会社 社内広報担当

国内大学を卒業後、印刷会社の営業として 5 年勤務し、企業の販促物・社内報の印刷発注を通じて紙メディアの実務に触れた。2007 年に食品メーカーへ転職し、広報部で 12 年勤務。最初の 4 年は社外向けの発信・メディア対応を担当し、その後は社内広報へ異動して 8 年間、社内報の編集長、社内ポータルの運用、全社集会の設計と運営、経営メッセージの原稿づくりを担当した。社内広報の在任中、紙の社内報を 3 年かけて Web 化するプロジェクトを主導したが、移行直後に閲覧数が 3 分の 1 に落ち込むという失敗を経験し、そこから発信の経路設計を根本から見直した。2025 年に独立し、中堅企業の社内広報体制づくりを支援している。信条は「伝えたことと、伝わったことは違う」

受講される方へのメッセージ

「社内広報の仕事は、情報を配ることではありません。経営の言葉を翻訳し、社員が受け取れる形にして届け、届いた後の反応を拾い、また経営に返す——その往復の経路を作ることです。私自身、紙の社内報を Web に移行した直後に閲覧数が 3 分の 1 に落ちた経験があります。発信の量を増やしても、経路が壊れていれば伝わりません。本コースの姉妹コースは、報道機関や投資家など社外への発信を扱ってきました。中期経営計画の社内浸透や、システム導入の社内定着、リモート環境でのやり取りの原則、サーベイそのものの設計は、それぞれ別の実践コースが扱う領域として譲ります。本コースは、経営メッセージの翻訳、社内報・社内メディアの編集、社内ポータルの情報設計、全社集会・タウンホールの設計、サーベイ結果の伝え返し、社内 SNS の文化づくり、効果測定という、社内向け発信そのものの技術に軸足を置きます。社内広報を任された方、経営メッセージの原稿づくりに関わる方、社内報やポータルの運用に悩んでいる方に、明日から使える発想と型を持ち帰っていただければと思います。」

レッスン一覧

  1. 1

    インターナルコミュニケーションの全体像

    インターナルコミュニケーションの定義と社外広報との違い、担い手の分担(広報・人事・経営企画)、姉妹コースとの棲み分け宣言、コース全体を貫く中核メッセージ 6 個を学ぶ

  2. 2

    トップメッセージの設計

    経営の言葉が届かない理由、抽象を具体に翻訳する技法、社長が書きたいことと社員が知りたいことのずれ、平時と有事のメッセージ設計の違い、原稿づくりの実務プロセスを学ぶ

  3. 3

    社内報・社内メディアの編集設計

    社内報を会社を語り直す場として捉え直し、企画の型(経営の話・現場の話・数字の話・人の話)、社員インタビューの取材技法、読まれる見出し、紙と Web の違い、更新が止まる理由を学ぶ

  4. 4

    社内ポータルの情報設計

    探せない情報は無いのと同じという発想から、情報の分類とナビゲーション設計、検索性を高める工夫、更新のガバナンス、増えすぎたページの整理を学ぶ

  5. 5

    全社集会・タウンホールの設計

    伝える会か対話の会かという目的設計、アジェンダの組み立て方、質問をどう集めるか、答えにくい質問への向き合い方、アーカイブと欠席者への届け方を学ぶ

  6. 6

    聞く——サーベイ結果を対話に変える

    サーベイの設計そのものは扱わず、結果をどう伝え返すか、悪い結果の開示、部門別の見せ方、聞きっぱなしが信頼を壊す理由、対話の場の作り方、施策への接続を学ぶ

  7. 7

    社内 SNS とナレッジ共有の文化

    社内チャネルの使い分け、書き込まれない理由、トーンの設計、社内での炎上をどう防ぐか、ナレッジが貯まる条件を学ぶ

  8. 8

    効果測定と、続ける体制

    社内広報の指標(届いたか・読まれたか・動いたか)、閲覧数だけを追わない発想、人事・経営企画との連携、年間計画の立て方、生成 AI の使いどころ、修了後の学習方向を学ぶ

  9. ✓

    総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(77語)
アイスブレイク
社員インタビューの取材で、本題に入る前に雑談などでリラックスした空気を作る技法。緊張したままでは表面的な回答になりやすい。 → レッスン3
アーカイブ(あーかいぶ)
現在は使われていないが記録として残す価値のある情報を、通常のナビゲーションから外して保管する扱い。ポータルやタウンホール録画で用いる。 → レッスン4
アジェンダ設計
タウンホールの進行表の組み立て方。冒頭で位置づけを示し、本編で説明と対話を配分し、締めくくりで次への橋渡しをする型が基本。 → レッスン5
インターナルコミュニケーション(いんたーなるこみゅにけーしょん)
企業が社員に向けて行う発信と対話の総称。社内広報とほぼ同じ意味だが、発信と対話を含めた経路全体の設計を指すニュアンスがある。 → レッスン1
インフォーマルなチャネル(いんふぉーまるなちゃねる)
社内 SNS のように、社員が自発的に書き込み、ほかの社員が反応する双方向で流動的なチャネル。 → レッスン7
エスカレーションのルート(えすかれーしょんのるーと)
社内 SNS で深刻なトラブルに発展しそうな投稿が見つかった際、誰に報告し、どう対応するかをあらかじめ決めた経路。 → レッスン7