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スキルアップカレッジ

用語集

プロジェクトマネジメント基礎コースで使われる主要な用語(88語)をまとめています。

インクリメント (いんくりめんと)
スクラムにおける3つの成果物の1つ。あるスプリントの終わりまでに完成した、実際に使える状態の成果物。
ウォーターフォール型(うぉーたーふぉーるがた)
スコープを固める、計画を立てる、実行する、検証するという工程を順番に進める進め方。水が上から下へ流れる様子になぞらえた名前で、適応型と対をなす。
受け入れ基準 (うけいれきじゅん)
ある成果物が「完成した」「合格した」と判断するための、検証可能な具体的条件。形式・内容・承認プロセス・期限の4つの観点で書く。
回避 (かいひ)
リスクへの4つの対応戦略の1つ。リスクの原因そのものをなくす対応。
課題(かだい、イシュー)
すでに実際に発生してしまい、対応が必要な問題。まだ起きていない不確実な出来事であるリスクと対比される。
課題管理表 (かだいかんりひょう)
課題を、起票・担当・期限・クローズの4段階で追跡するための表。
カンバン (かんばん)
作業の状態を「未着手」「対応中」「完了」といった列に分けたボードで可視化し、作業の流れを管理する適応型の進め方。本コースでは、WIP制限を伴うスクラムと並ぶ進め方として扱う。
ガントチャート(がんとちゃーと)
各作業を時間軸に沿った横棒で表現し、スケジュール全体を視覚的に把握する図。ヘンリー・ガントが考案したことに由来する。
学生症候群 (がくせいしょうこうぐん)
締め切りが十分に先にあると、着手そのものを先延ばしにしてしまう傾向。見積が外れる心理的な要因の1つ。
期間 (きかん)
ある作業の開始から終了までの、カレンダー上の長さ。作業量そのものを表す工数とは異なる概念。
90%症候群(きゅうじゅっぱーせんとしょうこうぐん)
作業の残り10%になったところで油断し、進捗の報告が「90%完了」のまま長期間止まってしまう現象。
クラッシング(くらっしんぐ)
クリティカルパス上の作業に、追加の人員やリソースを投入して作業期間を短縮する手法。追加コストがかかる。
クリティカルパス (くりてぃかるぱす)
ネットワーク図の中で、最も日数がかかる経路。この経路上の作業が遅れると、プロジェクト全体の完了日がそのまま遅れる。
軽減 (けいげん)
リスクへの4つの対応戦略の1つ。リスクの発生確率や影響度を小さくする対応。
工数 (こうすう)
ある作業を終えるのに必要な作業量そのもの。人数と時間の掛け算で表され、カレンダー上の長さを表す期間とは異なる。
再計画 (さいけいかく)
大きな環境変化があった際に、ベースラインそのものを更新すること。頻繁には行わない。
最早開始日 (さいそうかいしび)
ネットワーク図において、先行するすべての作業が終わるタイミングを起点に、前から順番に計算する、最も早く開始できる日。
最遅開始日 (さいちかいしび)
ネットワーク図において、プロジェクト全体の完了予定日を起点に、後ろから逆算する、これ以上遅らせると全体の完了に影響する開始日。
三点見積 (さんてんみつもり)
楽観値・最頻値・悲観値の3つを見積もり、PERTの式で幅を持たせた見積もりを算出する手法。
受容 (じゅよう)
リスクへの4つの対応戦略の1つ。対応コストがリスクの影響を上回る場合などに、あえて対応せず発生時に対処すること。
スコープ(すこーぷ)
プロジェクトで何を作るか、どこまでの範囲をやるかを示す概念。制約の三角形の中心に位置づけられる。
スコープクリープ(すこーぷくりーぷ)
プロジェクトが進むにつれて、気づかないうちに範囲がじわじわと広がってしまう現象。善意の積み重ねから起きやすい。
スクラム(すくらむ)
適応型の考え方を体系化した実践方法。3つのロール、5つのイベント、3つの成果物で構成される。
スクラムマスター(すくらむますたー)
スクラムにおける3つのロールの1つ。チームが円滑に活動できるよう、障害物の除去などで支援する役割。
ステータスレポート(すてーたすれぽーと)
プロジェクトの現在地を関係者が短時間で把握できるようにまとめた定期報告。全体状況・完了した成果物・次回完了予定・課題とリスクの状況・判断や支援が必要な事項の5項目で構成する。
ストーリーポイント(すとーりーぽいんと)
プロダクトバックログの各項目について、作業の大きさや複雑さを時間ではなく相対的な数値で見積もる単位。
スプリント (すぷりんと)
スクラムにおける、1〜4週間程度の固定された期間。この中で計画・実行・確認・ふりかえりを行う。
スプリントバックログ (すぷりんとばっくろぐ)
1回のスプリントで取り組むと決めた作業の一覧。プロダクトバックログの中から選ばれる。
スプリントプランニング(すぷりんとぷらんにんぐ)
スプリントの開始時に、プロダクトバックログから今回取り組む項目を選び、スプリントバックログを作成する会議。
スプリントレビュー(すぷりんとれびゅー)
スプリントの終わりに、完成したインクリメントを関係者に見せ、フィードバックを得る会議。
スプリントレトロスペクティブ (すぷりんとれとろすぺくてぃぶ)
スプリントの終わりに、チームの進め方そのものをふりかえり、次のスプリントに向けた改善点を話し合う会議。
適応型 (てきおうがた)
短い期間の作業を繰り返しながら、途中で得たフィードバックをもとに計画を調整していく進め方。スクラムやカンバンが代表的な実践方法。
デイリースクラム(でいりーすくらむ)
毎日決まった時間に行う、短時間の進捗共有の場。「昨日やったこと」「今日やること」「困っていること」を共有する。
転嫁 (てんか)
リスクへの4つの対応戦略の1つ。保険の加入や契約への補償条項の追加など、リスクによる影響を自分たち以外に移すこと。
トリプルコンストレイント (とりぷるこんすとれいんと)
スコープ・Q(品質)・C(コスト)・D(納期)の4要素が互いに関わり合う、プロジェクトの制約の三角形。三重制約とも呼ばれる。
ネットワーク図(ねっとわーくず)
各ワークパッケージを矢印でつなぎ、プロジェクト全体の作業の流れを図示したもの。最早開始日・最遅開始日を計算する土台になる。
バーンダウンチャート(ばーんだうんちゃーと)
スプリント期間中に残っている作業量の推移を示すグラフ。理想的な減り方の線と実際の減り方の線を重ねて表示する。
パーキンソンの法則(ぱーきんそんのほうそく)
「作業は与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という経験則。見積が外れる心理的な要因の1つ。
発生確率×影響度マトリクス (はっせいかくりつえいきょうどまとりくす)
洗い出したリスクを、発生確率と影響度の2軸で評価し、対応の優先度を判断するための表。
パラメトリック見積(ぱらめとりっくみつもり)
単価や作業効率といったパラメータを、数量に掛け合わせて見積もる手法。定型的な繰り返し作業との相性がよい。
ファストトラッキング(ふぁすととらっきんぐ)
本来は順番に行うはずの作業を、一部重ねて並行して進める短縮手法。追加コストなしで短縮できる場合があるが、手戻りのリスクが高まる。
プランニングポーカー(ぷらんにんぐぽーかー)
複数のメンバーが個別に見積もりの数値を選び、同時に公開する見積もり方法。声の大きい人への偏りを防ぐ。
フロート(ふろーと)
クリティカルパス上にない作業が持つ、遅れても全体に影響しない余裕時間。
プロジェクト (ぷろじぇくと)
明確な始まりと終わりがあり、独自の成果物を生み出すために行われる、一時的な取り組み。
プロジェクト計画書 (ぷろじぇくとけいかくしょ)
背景と目的・スコープ・マイルストーンと期限・体制・予算の枠・品質基準と受け入れ基準・主要な制約条件と前提の7項目をまとめた文書。
プロジェクトマネジメント (ぷろじぇくとまねじめんと)
頭の中の段取りを、他人と共有できる図と表に変換する技術。本コースが扱う中心テーマ。
プロダクトオーナー(ぷろだくとおーなー)
スクラムにおける3つのロールの1つ。何を作るべきかの優先順位を決め、プロダクトバックログを管理する。
プロダクトバックログ (ぷろだくとばっくろぐ)
作るべきものすべてを、優先順位順に並べた一覧。プロジェクトの進行にあわせて継続的に更新される。
変更管理プロセス (へんこうかんりぷろせす)
変更要求を、起票・影響評価・承認判断・反映の4ステップで扱う一連の流れ。
変更要求 (へんこうようきゅう)
スコープに対する個々の変更の申し出。変更管理プロセスを通じて、影響を確認したうえで反映するかどうかを判断する。
ベースライン(べーすらいん)
プロジェクトの立ち上げ段階で承認された、当初のスコープ・スケジュール・予算の基準。計画とのズレを測るものさしとして使う。
ベロシティ (べろしてぃ)
1回のスプリントで、チームが完了できたストーリーポイントの合計。複数のスプリントを重ねることで実績値が見えてくる。
ボトムアップ見積(ぼとむあっぷみつもり)
WBSで分解したワークパッケージそれぞれの見積もりを、下から積み上げて全体の見積もりを算出する手法。
マイルストーン(まいるすとーん)
期間を持たない「点」として配置される、プロジェクトの重要な節目や確認すべきタイミングを示す印。
山崩し (やまくずし)
山積みによって特定の担当者に偏った負荷を、担当の分散や時期の調整によって解消すること。
山積み (やまづみ)
ある期間に、特定の担当者へ作業が偏って積み上がっている状態を確認する作業。
要員 (よういん)
遅れが出たときに調整できる4つの手の1つ。追加の人員投入や、かけもち作業の解消によって遅れている作業に集中してもらうこと。
リード(りーど)
依存関係において、先行作業が終わる前に、後続作業を前倒しで始める重なりの時間。
リスク (りすく)
まだ起きていないが、起きる可能性がある不確実な出来事。すでに発生した課題(イシュー)と対比される。
リスク登録簿(りすくとうろくぼ)
洗い出したリスク、評価結果、対応戦略を1つの表にまとめたもの。
類推見積 (るいすいみつもり)
過去に行った似たプロジェクトやワークパッケージの実績をもとに、今回の見積もりを類推する手法。
ワークパッケージ(わーくぱっけーじ)
WBSの分解における最小単位の作業。1人または少人数の担当者が、見積もりや進捗管理をしやすい大きさまで分解されている。
8/80ルール
1つのワークパッケージの作業量が、おおよそ8時間から80時間の範囲に収まるようにするという、分解の粒度を判断する経験則。
100%ルール
WBSのある階層の要素を分解した下位の要素をすべて合計すると、上位の要素の100%を漏れなく重複なく表すという原則。
AC
実コスト。ある時点までに、実際にかかったコストを表す。
CCPM
クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント。個々の見積もりを引き締め、プロジェクト全体にまとめてバッファを置く考え方を体系化した手法。
CPI
コスト効率指数。EV(出来高)÷AC(実コスト)で算出し、1未満なら予算より使いすぎていることを示す。
CV
コスト差異。EV(出来高)-AC(実コスト)で算出し、マイナスなら出来高に対してコストがかかりすぎていることを示す。
EV
出来高。ある時点までに、実際に完了した作業の価値を、予算換算で表したもの。「アーンドバリュー」という名前の由来。
EVM(アーンドバリューマネジメント)
PV(計画価値)・EV(出来高)・AC(実コスト)の3つを比較し、進捗の遅れとコストの超過を独立して把握する手法。仮想機械を指す同名の略語とは異なる、本コース独自の文脈での用語。
FF
Finish to Finish、同時終了。先行作業が終わるのと同時に、後続作業も終える必要がある依存関係。
FS
Finish to Start、終了後開始。先行作業が終わってから後続作業が始まる、実務で最も多く使われる依存関係。
KPT
Keep(継続すること)・Problem(問題点)・Try(次に試すこと)の3つの観点でふりかえる技法。
MoSCoW
Must have・Should have・Could have・Won't haveの4段階で優先度を分類する枠組み。
PERT
Program Evaluation and Review Techniqueの略。三点見積の式を用いて、幅を持たせた見積もりを算出する技法。
PMBOK
Project Management Body of Knowledgeの略。PMIが発行する、プロジェクトマネジメントの世界的な標準ガイドライン。
PMBOKガイド第7版
2021年発行の版。「10の知識エリア・5つのプロセス群」を軸にした構成から、「12の原則・8つのパフォーマンス領域」を軸にした原則ベースの構成へ転換した。
PRINCE2
英国政府系の機関が整備した、プロジェクトマネジメントの方法論。複数の管理段階に分け、各段階の終わりに継続の可否を判断する仕組みが特徴。
PV
計画価値。ある時点までに計画上完了しているはずの作業の価値を、予算換算で表したもの。
QCD
品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭文字。スコープとあわせて制約の三角形を構成する。
SF
Start to Finish、開始後終了。後続作業は、先行作業が始まるまでに終えている必要がある依存関係。
SPI
スケジュール効率指数。EV(出来高)÷PV(計画価値)で算出し、1未満なら計画より遅れていることを示す。
SS
Start to Start、同時開始。先行作業が始まったら、後続作業も同時に始められる依存関係。
SV
スケジュール差異。EV(出来高)-PV(計画価値)で算出し、マイナスなら計画より作業の完了が遅れていることを示す。
WBS
Work Breakdown Structureの略。プロジェクトの成果物やゴールを、段階的により小さな要素へと分解していく樹形図。
WBS辞書
WBSに登場する各ワークパッケージについて、内容・担当者・見積工数・期間・受け入れ基準などを一覧化した表。
WIP制限
カンバンにおいて、「対応中」の状態にある作業の数にあらかじめ上限を設ける仕組み。1つずつ確実に完了させることを促す。
YWT
「やったこと」「わかったこと」「次にやること」の頭文字を取った、時系列でふりかえる技法。
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