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スキルアップカレッジ

用語集

学び方を学ぶコースで使われる主要な用語(64語)をまとめています。

アンラーニング(あんらーにんぐ)
これまでのやり方の中で、状況の変化によって通用しなくなった部分を見極め、意図的に手放すこと。日本語では「学びほぐし」と呼ばれる。
→ レッスン8
インターリービング(いんたーりーびんぐ)
複数のテーマや種類の異なる問題を、1つずつまとめて練習するのではなく、混ぜ合わせながら練習する学習法。日本語では「交互配置」と訳される。
→ レッスン3
一夜漬け (いちやづけ)
試験前夜など短期間に同じ内容を詰め込んで学ぶ集中学習の代表例。直後のテストには一定の効果があるが、記憶は数日から数週間で急速に失われやすい。
→ レッスン3
意図的練習 (いとてきれんしゅう)
明確な目標・即座のフィードバック・今の実力よりわずかに高い難易度・集中という4つの条件を満たす練習。アンダース・エリクソンが提唱した熟達の中核概念。
→ レッスン7
1万時間の法則 (いちまんじかんのほうそく)
アンダース・エリクソンの意図的練習の研究をジャーナリストが通俗化した主張。アンダース・エリクソン自身は時間の長さより練習の質が決定的だとして、この通俗化に異を唱えている。
→ レッスン7
越境学習 (えっきょうがくしゅう)
自分がふだん所属する組織やコミュニティの外に出て、異なる価値観や方法論に触れることで学ぶという考え方。アンラーニングのきっかけになる。
→ レッスン8
アンダース・エリクソン(あんだーす・えりくそん)
意図的練習の概念を提唱した心理学者。熟達には時間の長さより練習の質が決定的だと主張し、「1万時間の法則」という通俗化には異を唱えている。
→ レッスン7
アルバート・バンデューラ(あるばーと・ばんでゅーら)
「自分にはこの課題をやり遂げられる」という見通しの感覚である自己効力感が、達成経験・代理経験・言語的説得・生理的情動的状態の4つの源泉から形成されると整理した心理学者。
→ レッスン7
アウトプット (あうとぷっと)
学んだ内容を、書く・話す・思い出すといった形で外に出す行為の総称。本コースでは、アウトプットそのものが理解を作る手段だと位置づける。
→ レッスン1
既有知識 (きゆうちしき)
学習者がすでに持っている知識。新しい知識を既有知識と結びつけて覚えると、既有知識が土台となり記憶が安定しやすくなる。
→ レッスン4
記録から変換へ(きろくからへんかんへ)
ノートや読書メモを、聞いた話や読んだ文章をそのまま書き写す「記録」ではなく、自分の言葉・自分の構造に置き換える「変換」として捉え直す考え方。
→ レッスン6
検索 (けんさく)
記憶の中から情報を引き出す認知的な過程。想起練習は、この検索という行為そのものを繰り返す練習を指す。
→ レッスン2
検索練習 (けんさくれんしゅう)
学んだ内容を見ずに、自分の頭の中から情報を引き出そうとする学習方法。想起練習とほぼ同義で使われ、テスト効果の土台となる概念。
→ レッスン2
言語的説得 (げんごてきせっとく)
自己効力感を支える4つの源泉の1つ。信頼する人から「あなたならできる」と励まされることで、やり遂げられるという見通しの感覚が高まること。
→ レッスン7
固定マインドセット (こていまいんどせっと)
能力や知能は生まれつき決まっていて、努力によってはあまり変わらないという考え方。失敗を能力のなさの証明だと捉えやすく、挑戦を避ける傾向につながる。
→ レッスン7
学習方略 (がくしゅうほうりゃく)
学習の際にどのような方法を選び、どう頭を使うかという、記憶や理解の仕組みに基づいた意図的な選択。効果の高いものと低いものがある。
→ レッスン1
学習スタイル神話 (がくしゅうすたいるしんわ)
視覚型・聴覚型・体感型など個人の固定的なタイプに合わせて教材を選ぶと学習効果が上がるという俗説。裏づけとなる証拠は見つかっていない。
→ レッスン1
学習性無力感 (がくしゅうせいむりょくかん)
何をやってもうまくいかない経験が繰り返されると、状況が変わって努力すれば結果が出るようになっても、努力自体をやめてしまう状態。セリグマンとマイヤーが発見した。
→ レッスン7
キャロル・ドゥエック (きゃろる・どぅえっく)
人が能力や知能に対して持つ考え方を、固定マインドセットと成長マインドセットの2つに分類した心理学者。
→ レッスン7
再構成 (さいこうせい)
原文の順序にとらわれず、自分なりの整理の仕方で内容を組み立て直す作業。原文の骨格をなぞる要約より高い負荷がかかり、記憶と理解への効果が大きい。
→ レッスン6
自己効力感の4つの源泉 (じここうりょくかんのよっつのげんせん)
「自分にはこの課題をやり遂げられる」という見通しの感覚を支える、達成経験・代理経験・言語的説得・生理的情動的状態という4つの要素。バンデューラが整理した。
→ レッスン7
自己説明 (じこせつめい)
学んでいる最中や学び終えた直後に、内容を自分の言葉で説明し直す作業。説明しようとした瞬間に、理解の穴が見えてくる。
→ レッスン4
自己調整学習 (じこちょうせいがくしゅう)
学習者が自分の学習を自分自身の力で管理し、進めていく力。計画・モニタリング・評価という3段階のサイクルとして整理される。
→ レッスン8
自己テスト (じこてすと)
自分で問いを作り、答えを見ずに解いてから答え合わせをする学習方法。答えを一言で書けない問い方や、学んだ順番どおりでない出題を混ぜると効果が高まる。
→ レッスン2
集中学習 (しゅうちゅうがくしゅう)
同じ内容の学習を短い期間に詰め込んで行う学習方法。分散学習の対義語で、一夜漬けはその代表例。
→ レッスン3
熟達 (じゅくたつ)
知識を「知っている」状態から、実際に「できる」状態へと変えていく、時間のかかるプロセス。意図的練習を通じて進む。
→ レッスン7
熟達目標 (じゅくたつもくひょう)
「この部分を確実にうまくできるようになる」という、自分の能力を伸ばすこと自体に向けた目標。他者と比べた結果に向かう遂行目標と対比される。
→ レッスン7
遂行目標 (すいこうもくひょう)
「周りより高い評価を得たい」という、他者と比べた結果に向けた目標。熟達目標と対比され、うまくいかない場面で練習を続けにくくなりやすい。
→ レッスン7
生成効果 (せいせいこうか)
与えられた情報をそのまま受け取るよりも、自分の力で情報の一部を作り出したときのほうが、記憶に残りやすいという現象。
→ レッスン2
精緻化 (せいちか)
新しく学んだ情報に対して、自分の頭でさらに情報を付け加え、意味づけを深める作業。既有知識との結びつけや具体例づくりを含む。
→ レッスン4
精緻化質問 (せいちかしつもん)
学んだ内容に対して「なぜそうなるのか」「どうしてそう言えるのか」と自分に問いかけ、答えを考える精緻化の代表的な方法。
→ レッスン4
精読 (せいどく)
1冊の本を時間をかけてじっくり読み込み、細部まで理解しようとする読み方。基礎となる考え方を固めたいときに向く。
→ レッスン5
成長マインドセット (せいちょうまいんどせっと)
能力や知能は努力や適切な方法によって伸ばせるという考え方。失敗を伸びる途中の証拠だと捉えやすく、練習を継続しやすい。
→ レッスン7
想起練習 (そうきれんしゅう)
学んだ内容を見ずに、自分の頭の中から思い出そうとする学習方法。思い出す作業そのものが記憶の回路を鍛え、テスト効果として確認されている。
→ レッスン2
スティーブン・マイヤー(すてぃーぶん・まいやー)
マーティン・セリグマンとともに、学習性無力感を発見した心理学者。
→ レッスン7
代理経験 (だいりけいけん)
自己効力感を支える4つの源泉の1つ。自分と似た立場の人が課題を達成する様子を見聞きすることで得られる、自分にもできるかもしれないという感覚。
→ レッスン7
達成経験 (たっせいけいけん)
自己効力感を支える4つの源泉のうち、もっとも強いとされるもの。実際に自分の力で何かを成し遂げた経験を指す。
→ レッスン7
ダンロスキーらの研究(だんろすきーらのけんきゅう)
ダンロスキー、ロウソン、マーシュ、ネイサン、ウィリンガムによる2013年の論文。代表的な10の学習法を比較し、自己テストと分散学習をもっとも有効度が高いと評価した。
→ レッスン2
多読 (たどく)
複数の本や資料に幅広く目を通し、全体の傾向や共通点をつかもうとする読み方。分野の全体像や複数の意見を比較したいときに向く。
→ レッスン5
ティーチバック(てぃーちばっく)
学んだ内容を実際に別の人に説明し、相手からの質問や反応を通じて理解を検証する方法。予測できない質問が、自分では気づけない理解の穴を明らかにする。
→ レッスン6
テスト効果 (てすとこうか)
テストという形式を使って検索練習を行うことで、記憶の定着が高まる現象。100年以上前から実験心理学で報告されてきた。
→ レッスン2
手応えと本番の成績のずれ (てごたえとほんばんのせいせきのずれ)
練習中に感じる心地よさや正答率の高さと、後日のテストでの実際の成績が、しばしば逆転する現象。手応えの良さは学習方略を選ぶ判断基準として当てにならない。
→ レッスン3
抽象と具体の往復 (ちゅうしょうとぐたいのおうふく)
学んだ原則を自分の状況に当てはめて具体例を作り、その具体例から原則を自分の言葉で抽象化し直すという作業を繰り返すこと。
→ レッスン4
二重符号化 (にじゅうふごうか)
情報を言葉だけでなく、図やイメージという別の形式でも同時に記憶することで、記憶をより強くする考え方。
→ レッスン4
望ましい困難 (のぞましいこんなん)
学習の途中で感じる負荷のうち、記憶の定着を助ける種類の負荷。思い出そうとする、間隔を空けて復習する、複数のテーマを混ぜて練習するなどが該当する。
→ レッスン3
望ましくない困難 (のぞましくないこんなん)
文字の読みにくさや前提知識の欠如など、学習者の力を消耗させるだけで記憶の定着にはつながらない種類の困難。望ましい困難とは区別される。
→ レッスン3
認知科学 (にんちかがく)
記憶・理解・思考など、頭の中で起きる情報処理の仕組みを研究する学問分野。本コースが扱う学び方の原理は、この分野の知見に基づく。
→ レッスン1
認知の作法 (にんちのさほう)
学んでいる最中に頭の中で何が起きているかという、記憶と理解に関わる立ち居振る舞い。本コースが扱う範囲を一言で表す言葉。
→ レッスン1
白紙復元法 (はくしふくげんほう)
教材を一区切り読んだら本を閉じ、何も見ずに内容を思い出せる限り書き出す学習方法。想起練習と生成効果を日常の学習に取り入れる手軽な方法。
→ レッスン2
ブロック練習 (ぶろっくれんしゅう)
同じ種類の問題を続けてまとめて練習する方法。インターリービングと対比され、練習中の正答率は高いが後日のテストでは劣ることが多い。
→ レッスン3
プロテジェ効果 (ぷろてじぇこうか)
人に教える立場に立つこと自体が、教える側の理解を深める現象。教える予定があると知らされただけでも学習の質が変わる。
→ レッスン6
フィードバックループ(ふぃーどばっくるーぷ)
実行する、フィードバックを得る、次の実行に反映するという小さな輪を繰り返すこと。意図的練習の条件の1つを、自分の学習に組み込む仕組み。
→ レッスン7
ファインマン・テクニック (ふぁいんまん・てくにっく)
専門用語を使わず簡単な言葉で概念を説明しようとすることで、理解の浅さをあぶり出す学習法。物理学者リチャード・ファインマンにちなんで名づけられた。
→ レッスン6
分散学習 (ぶんさんがくしゅう)
同じ内容の学習を、1回にまとめて行うのではなく、時間を空けて複数回に分けて行う学習方法。長期的な記憶の定着に優れる。
→ レッスン3
マーティン・セリグマン(まーてぃん・せりぐまん)
スティーブン・マイヤーとともに、努力と結果の関係が見えない経験が繰り返されると努力自体をやめてしまう学習性無力感を発見した心理学者。
→ レッスン7
モニタリング (もにたりんぐ)
学習を進めながら、自分の理解度や進捗を確認する働き。自己調整学習のサイクルにおける2番目の段階にあたる。
→ レッスン8
学びほぐし (まなびほぐし)
アンラーニングの日本語表現。これまでのやり方の中で通用しなくなった部分を、意図的に手放すこと。
→ レッスン8
目的を決めて読む (もくてきをきめてよむ)
読み始める前に、その本や資料から何を知りたいかを具体的にしておく読み方。限られた時間の中でどこに力を注ぐべきかを判断する基準になる。
→ レッスン5
要約 (ようやく)
原文の構成や順序をおおむね保ったまま、情報量を減らして短くまとめる作業。再構成に比べると、想起や生成の負荷はそれほど高くない。
→ レッスン6
ラーニングピラミッド(らーにんぐぴらみっど)
講義は5%、人に教えると90%が定着するといった具体的な数値とともに示される階層図。数値の出どころとなる元の研究が確認できない俗説。
→ レッスン1
リチャード・ファインマン(りちゃーど・ふぁいんまん)
ノーベル賞を受賞した物理学者。複雑な物理の概念をわかりやすく説明する名手として知られ、その名がファインマン・テクニックの由来となった。
→ レッスン6
流暢性の錯覚 (りゅうちょうせいのさっかく)
再読などによって文章に慣れ、すらすら読める感覚を、理解や記憶の証拠だと誤解してしまう現象。
→ レッスン1
理解の穴 (りかいのあな)
自己説明やファインマン・テクニックを実践する中で言葉に詰まる箇所が示す、自分の理解が浅い部分。次に学び直すべき箇所を教えてくれる。
→ レッスン2
SQ3R(えすきゅーすりーあーる)
Survey(下見)・Question(問いを立てる)・Read(読む)・Recite(自分の言葉で言ってみる)・Review(振り返る)という5段階からなる読み方の枠組み。
→ レッスン5
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