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スキルアップカレッジ

ノーコード・ローコード入門

Web制作 入門 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

このコースは、プログラミングの経験がない方が、ノーコード・ローコードという選択肢を正しく理解し、自分の業務を自分で形にできるようになることを目指す入門コースです。特定の製品の操作手順ではなく、トリガー・アクション・条件分岐・データモデルという、ツールが変わっても通用する共通の設計言語を身につけることに重心を置きます。業務アプリの組み立て方、ワークフロー自動化の考え方、サイトビルダー型ツールの使いどころに加え、作った仕組みを止めないための運用の視点まで、実務に直結する内容を扱います。

学習の流れ

レッスン1でノーコード・ローコードの全体像と向き不向きを整理し、レッスン2と3で自動化とデータモデルという2つの共通言語を身につけます。レッスン4から6では、申請・台帳・集計といった業務アプリ、ワークフロー自動化、Webサイトという3つの具体的な作る場面に、これまでの設計言語を適用します。レッスン7では視点を「作る」から「使い続ける」に切り替え、属人化を避けて仕組みを止めないための運用ルールを学びます。最終レッスン8では、小さく始めて広げる導入の進め方と、修了後の学習方向を示します。前半(レッスン1〜3)は「考え方の土台」、中盤(レッスン4〜6)は「作る力」、後半(レッスン7〜8)は「使い続け、広げる力」を身につける流れです。

このコースで学べること

  • ✓ ノーコード・ローコードの位置づけと、何が作れて何が作れないかを説明できる
  • ✓ トリガー・アクション・条件分岐という共通の組み立て方を、業務フローを書き出しながら理解できる
  • ✓ テーブル・レコード・フィールド・リレーションというデータの持ち方の基本を身につける
  • ✓ 申請・台帳・集計といった業務アプリの骨格を組み立てる発想を持つ
  • ✓ ワークフロー自動化とサイトビルダー型ツールの使いどころと限界を理解する
  • ✓ 作った仕組みを止めないための最低限の運用ルールと、技術者に引き継ぐ判断基準を持つ

対象者

プログラミングの経験はないが自分の業務を自分で改善したい方、表計算ソフトでの手作業に限界を感じている方、情報システム部門に依頼するほどでもない小さな仕組みを自分で作りたい方、ノーコードという言葉は聞くが何ができるのかを整理したい方

講師紹介

岩井 麻衣(いわい まい)

業務改善コンサルタント/元 事業会社 業務改革推進担当

食品商社の営業事務として8年、受発注と在庫の突合を表計算ソフトで回し続け、属人化の限界を痛感する。その後、同社の業務改革部門に異動して9年、情報システム部門に頼らず現場の担当者が自分で小さな仕組みを作れる体制を設計し、部門横断で40件以上の申請・台帳・集計の仕組みを作った。うち3件は作った本人の異動で止まり、作り直しになった経験を持つ。2025年に独立し、業務改善コンサルタントとして活動中

受講される方へのメッセージ

「私はコードが書けるエンジニアではありません。営業事務として表計算ソフトと格闘していた側の人間です。だからこそお伝えできるのは、作れることより、止まらないことの大切さです。ノーコードは魔法の道具ではありませんが、自分の業務を自分の手で形にできる、数少ない手段の1つです。一緒に、ツールが変わっても通用する組み立て方を身につけましょう」

レッスン一覧

  1. 1

    ノーコード・ローコードとは何か

    プロコード・ローコード・ノーコードという連続した幅を理解し、何が作れて何が作れないかを整理する。表計算ソフトとの違いと、向く業務・向かない業務の見分け方も扱う

  2. 2

    共通の設計言語①——トリガー・アクション・条件分岐

    自動化の3要素であるトリガー・アクション・条件分岐を学び、業務の流れをMermaid図で書き出す手順を身につける。順次・分岐・繰り返しと、エラーが起きたときの分岐、手作業を残す判断も扱う

  3. 3

    共通の設計言語②——データの持ち方を決める

    テーブル・レコード・フィールドという発想と、表と表をつなぐリレーションを学ぶ。一覧と詳細というビューの考え方、1つの表に詰め込まない設計、あとから直しにくい設計の見分け方を扱う

  4. 4

    業務アプリを組み立てる——申請・台帳・集計

    申請フォームの作り方の発想、承認の流れ、台帳としての蓄積、集計と絞り込みを学ぶ。入力してもらう項目を減らす設計と、講師の現場での組み立て経験も扱う

  5. 5

    ワークフロー自動化——ツールとツールをつなぐ

    複数のサービスをつなぐという考え方、定期実行と条件実行、通知の設計を学ぶ。つなぐ前に業務そのものを減らせないかを考える視点と、よくある失敗パターンも扱う

  6. 6

    Webサイト/ページをノーコードで作る

    サイトビルダー型ツールの発想と限界を学ぶ。テンプレートから始める組み立て方、公開と運用、独自ドメインの考え方を扱う

  7. 7

    作った仕組みを止めないために

    ノーコードが向かない場面と、属人化させないための最低限のルールを学ぶ。権限とデータの扱い、技術者に渡す判断基準、講師の現場での経験を扱う本コース最大の重点レッスン

  8. 8

    小さく始めて広げる——導入の進め方と次の一歩

    最初の1件の選び方、周囲を巻き込む順序、費用対効果の説明のしかたを学ぶ。生成AIがノーコードに与えた変化と、修了後の学習方向も扱う

  9. ✓

    総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(60語)
アクション
トリガーをきっかけに実行される処理のこと。「メールを送る」「表に行を追加する」など、実際に何かを行う部分を指す自動化の3要素の1つ。
1対多
一方のテーブルの1件が、もう一方のテーブルの複数件と結びつくリレーションの種類。1人の申請者が複数件の申請を持つ関係などがあたる。
一覧ビュー(いちらんびゅー)
複数のレコードを行として並べて見せる表示方法。全体を俯瞰したいとき、条件で絞り込みたいときに向く。
エラー時の分岐(えらーじのぶんき)
処理がうまくいかなかったときに、担当者へ通知するなど人の確認につなげる分岐をあらかじめ組み込んでおく設計の考え方。
機密情報
外部に漏れると業務や取引先に影響を与えうる、扱いに注意が必要な情報。厳格な権限管理が求められる代表例。
共通パーツ(きょうつうぱーつ)
Web サイトの上部・下部など、複数のページに共通して表示する部分。1か所の設定を変えれば全ページに反映される。