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スキルアップカレッジ

労務管理実務

人事・労務実務 中級 全8レッスン 約200分

公開日: 最終更新日:

コース概要

労務管理は、多くの会社で「事件が起きてから慌てる」ものです。36 協定を毎年締結していても特別条項を常態化させたら意味がなく、就業規則を作っても不利益変更の手続を踏まなければ効力を失います。ハラスメント措置義務が施行されても規程・窓口・調査プロセスが動かなければ会社責任は残り、メンタル休復職は個人事情と制度の翻訳作業を怠ると訴訟に至ります。本コースは、中堅企業(従業員 100〜1,000 名規模)の労務担当 1〜3 年目、人事兼務の労務担当、スタートアップの一人労務担当を主な対象に、36 協定・就業規則・年 5 日有給・ハラスメント措置義務・労災対応・メンタル休復職・労組・派遣/偽装請負・同一労働同一賃金・改正育介法・給与計算/社会保険までを 8 レッスンで体系化します。採用面接の設計は既刊の採用関連の入門コース、人事評価制度の設計・運用は評価関連の入門コース、パワハラ 6 類型そのものはコンプライアンス関連の入門コースに譲り、本コースは「労務担当者が法令と現場を橋渡しする」視点に軸足を置きます。

学習の流れ

前半 3 レッスンで労務管理の全体像と労働時間・就業規則の中核を扱います。レッスン 1 で 3 領域と労働法 8 本柱、レッスン 2 で 36 協定と労働時間、レッスン 3 で就業規則の作成・変更手続を扱います。中盤のレッスン 4 で年 5 日有給とハラスメント措置義務、レッスン 5 で労災対応とメンタル休復職、レッスン 6 で派遣法・偽装請負・同一労働同一賃金・副業労務を扱い、労務トラブルの本丸を組み立てます。後半のレッスン 7 で改正育介法・障害者雇用・高年齢者雇用・LGBT 、レッスン 8 で給与計算・社会保険・労働保険・労務 DX ・労務担当のキャリアまでを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。

このコースで学べること

  • ✓ 労務管理の 3 領域(法令遵守・制度運用・現場対応)と労働法の全体構造を持てる
  • ✓ 36 協定の締結手続と時間外労働上限規制の実務設計を扱える
  • ✓ 就業規則の作成・変更手続と不利益変更のリスクを組み立てられる
  • ✓ 年 5 日有給義務・特別休暇・ハラスメント措置義務の実務を扱える
  • ✓ 労災対応とメンタル休復職の会社側運用を組み立てられる
  • ✓ 派遣法・偽装請負・同一労働同一賃金・副業労務の判定を扱える
  • ✓ 改正育介法・障害者雇用・高年齢者雇用・LGBT 対応を扱える
  • ✓ 給与計算・社会保険・労働保険の実務と労務 DX ・キャリアを持ち帰れる

対象者

中堅企業(従業員 100〜1,000 名規模)の労務担当 1〜3 年目・人事兼務の労務担当・社労士事務所の若手・スタートアップの人事労務一人担当・IPO 準備企業の労務管理担当・支店/営業所の労務相談窓口

講師紹介

藤井 恵理子(ふじい えりこ)

労務コンサルタント/特定社会保険労務士/元 東証プライム上場企業労務部長/中堅企業労務体制構築 30 社超

国内大学 法学部を卒業後、2004 年に社会保険労務士事務所に入り、就業規則作成・給与計算・社会保険手続を 6 年経験。2010 年に東証プライム上場グローバル製造業の労務課長として異動し、36 協定・就業規則・労組対応・労災案件を 7 年統括。2017 年に東証スタンダード上場サービス業の労務部長として、ハラスメント措置義務対応・メンタル休復職運用・改正育介法対応を 5 年主導した。2022 年に独立し、中堅企業向け労務コンサルティング事務所を設立。2026 年 8 月時点で独立 4 年目、上場企業・非上場中堅企業 30 社の労務体制構築を伴走し、特定社会保険労務士として労働紛争解決手続代理業務も担う。信条は「労務管理は『法令・実務・現場』の三点測量——マニュアルより現場のリズム」

受講される方へのメッセージ

「労務管理は、多くの会社で「事件が起きてから慌てる」ものです。36 協定を毎年締結していても特別条項を常態化させたら意味がなく、就業規則を作っても不利益変更の手続を踏まなければ効力を失います。ハラスメント措置義務が施行されても規程・窓口・調査プロセスが動かなければ会社責任は残り、メンタル休復職は個人事情と制度の翻訳作業を怠ると訴訟に至ります。私自身、社労士事務所・大企業労務部・独立コンサルとして労務を扱ってきて確信したのは、労務担当者の付加価値は「法令を知る」ではなく「現場に定着させる」にあるということです。本コースは、中堅企業の労務担当 1〜3 年目、人事兼務の労務担当、スタートアップの一人労務担当を主な対象に、36 協定・就業規則・年 5 日有給・ハラスメント措置義務・労災対応・メンタル休復職・労組・派遣/偽装請負・同一労働同一賃金・改正育介法・給与計算/社会保険までを 8 レッスンで体系化しました。採用面接の設計は既刊の採用関連の入門コース、人事評価制度の設計・運用は評価関連の入門コース、パワハラ 6 類型そのものはコンプライアンス関連の入門コースに譲り、本コースは「労務担当者が法令と現場を橋渡しする」視点に振り切ります」

レッスン一覧

  1. 1

    労務管理の全体像と姉妹コース棲み分け

    労務の 3 領域(法令遵守・制度運用・現場対応)、労働法の全体構造 8 本柱、労務担当者の 1 日/1 か月/1 年サイクル、社労士との役割分担、法改正 2020-2026 マップ、コース守備範囲・境界明示を学ぶ

  2. 2

    36 協定・時間外労働上限規制・変形労働制

    36 協定の 6 記載事項・特別条項・過半数代表者選出、時間外年 720 h /月 100 h 未満/複数月平均 80 h の上限、フレックスタイム清算期間 3 か月延長、変形労働制 3 種、裁量労働制 2024/4 同意要件強化、勤怠管理システム 4 大を学ぶ

  3. 3

    就業規則・賃金規程の作成と変更手続

    労基法 89 条 記載事項、労基署届出・意見聴取・周知の 3 手続、労働契約法 10 条 不利益変更の 5 要件、賃金規程・育介規程・退職金規程・在宅勤務規程の分離運用、モデル就業規則を学ぶ

  4. 4

    年 5 日有給義務・特別休暇・ハラスメント措置義務

    年 5 日有給取得義務 2019/4 施行、時間単位年休・半日年休、特別休暇 5 種、ハラスメント防止措置義務(パワハラ 2020/2022 ・カスハラ 2025-2026 段階施行)9 措置、規程・窓口・調査プロセスを学ぶ

  5. 5

    労災対応・メンタル休復職の会社側運用

    労災 認定 3 要件、労基署対応・様式 5 号 6 号 8 号、労災特別加入 2024 年拡大、過労死ライン、精神障害の労災認定基準 2023/9 改訂、メンタル休復職 6 ステップ、リハビリ勤務・両立支援プランを学ぶ

  6. 6

    派遣法・偽装請負・同一労働同一賃金・副業労務

    派遣法 1985 制定・2020 改正、偽装請負 4 判断基準、同一労働同一賃金 2020/4 大企業・2021/4 中小、大阪医科薬科大学事件・メトロコマース事件・ハマキョウレックス事件、副業・複業の労働時間通算を学ぶ

  7. 7

    改正育介法・障害者雇用・高年齢者雇用・LGBT

    改正育介法段階施行(2022 個別周知・2022/10 産後パパ育休・2023/4 育休取得率公表義務・2025/4 育児時短就業給付)、障害者雇用率 2026/7 2.7 %、高年齢者雇用安定法 2021/4、LGBT 理解増進法 2023/6 を学ぶ

  8. 8

    給与計算・社会保険・労働保険・DX とキャリア

    給与計算実務、社会保険(健康保険・厚生年金・介護保険)標準報酬月額、労働保険年度更新、年末調整・法定調書、電子申請 e-Gov /マイナポータル API、労務 SaaS 5 社比較、労務担当のキャリア 5 方向を学ぶ

  9. ✓

    総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(96語)
意見聴取
就業規則の作成・変更時に、労働者側代表(労働組合または過半数代表者)から意見を聴取すること(労基法 89 条・90 条)。同意ではなく、反対意見でも会社は制定変更可。意見書を書面で受領し、労基署提出時に添付。 → レッスン 3
育児休業給付金
雇用保険法に基づく給付金。育児休業開始から 180 日は賃金月額の 67 %、それ以降は 50 %(子が満 1 歳になるまで、保育所に入れない場合は最長 2 歳まで)。産後パパ育休も同給付率。 → レッスン 7
育児時短就業給付金
2025/4 施行、2 歳未満の子を養育する労働者が時短勤務を行う場合に支給される給付金。給付率は時短勤務中の賃金の 10 % 相当。 → レッスン 7
医師面接指導
労働安全衛生法 66 条の 8 に基づく、時間外・休日労働が月 80 h 超・100 h 超の労働者に対する医師による面接指導。 → レッスン 2・5
一般事業
雇用保険料率区分の一つ。保険料率 15.5/1000(労働者 6/1000・事業主 9.5/1000、2026 年)。 → レッスン 8
意思確認
妊娠・出産の申出をした労働者に対し、事業主が育児休業取得の意向を確認する義務(2022/4 個別周知と併せ義務化)。 → レッスン 7